トリガーポイントとは痛みやしびれの原因(引き金)となっている部位です。
『トリガーポイント』と『責任トリガーポイント』に分けられます。
- トリガーポイントとは『痛覚過敏点』です。
- 責任トリガーポイントは『発痛部位』です。
トリガーポイントは仕事や運動など日常生活の中で反復する動作や長時間の同姿勢などが、繰り返されることにより、筋肉内の血液の循環を悪くし、筋肉に疲れが溜まり、筋肉が硬くなることで、トリガーポイントが形成されます。
トリガーポイントの特徴として『関連痛』というのがあります。
関連痛とは、指や鍼などで刺激した所とは別の場所に痛みを感じる現象です。
この状態では自覚す痛みやしびれのような症状はありませんが、上記の状態がその後も続きますとトリガーポイントが『責任トリガーポイント』に変化し、様々な痛みやしびれの症状を引き起こします。(トリガーポイントは筋肉、筋膜、腱、靭帯、骨膜、関節包などのいわゆる軟部組織にできます)
マッサージなどを受けた時に、痛いけれど気持ち良いと感じたことがあると思います。
ちょうどその部分に指が当たると『あっそれ!』『私の痛い所はそれ!』と本能的に感じる部分が責任トリガーポイントです。
その責任トリガーポイントを治療することで、さまざまな症状を改善することができます。
トリガーポイントの適応症
慢 性痛、肩こり、腰痛、背部痛、臀部痛、膝痛、頭痛、寝違い、むち打ち症、四十肩・五十肩、ぎっくり腰、めまい、耳鳴り、テニス肘、ゴルフ肘、腱鞘炎、野球 肩、各種スポーツ障害、坐骨神経痛、ヘルニア、しびれ、筋筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、慢性疲労性症候群、頚性神経筋症候群(CNMS)など
トリガーポイントの不適応症
- 高熱症状
- 悪性腫瘍
- 筋肉の委縮症状
- 開胸手術後痛
- 糖尿病性神経炎
- トリガーポイントが原因でない症状